みなさん、こんばんは
今回は、昔から我が家でも積極的に飲むようにしている『酢』に関する記事です。
『酢』を積極的に食生活に取り込むことによって健康的にダイエットを行いましょう。
最近『酢』に関しては、色々な種類のものが販売されており、その中でも『飲む酢』といった飲料となっているものまであります。
『酢』は、食事にかけることで塩分を控えつつも味のアクセントをつけることができる調味料である一方、飲む場合にも炭酸水や水で薄めて飲むことで味のアクセントを生み出すことができる商品と言えます。
このように最近は私達の生活によく取り入れられている『酢』ですが、『酢』はダイエットにとても有効で飲むことで健康的になる食品です。
本日は、『酢』に関する健康効果について、解説をしていきます。
そもそも『酢』とはどのような食品なのでしょうか?
『酢』は白米や玄米を蒸してアルコール発酵させて製造しています。
その成分は、『酢酸』が主成分であり、他にも『アミノ酸』や『クエン酸』を始めとした栄養素が豊富に含まれています。
この『酢』を構成する成分である『酢酸』『アミノ酸』『クエン酸』はその名前の通り酸性であり、この成分によって独特の酸味を持った食品です。
特に『酢酸』は酸味が強く、『酢酸』の量が多いほど『酢』の酸っぱさが増すと言えます。
では、この『酢』を飲むことによる効果について解説しています。
①血糖値の急上昇を抑える
『酢』に含まれる『酢酸』は、私達が何か食べた時に食べ物の吸収速度を遅くする効果があります。
『酢酸』によって、胃の中における滞留時間が伸びる効果があります。
胃の中に長く滞留すると、それだけ体内への吸収スピードも遅くなります。
その結果、『酢』の中の『酢酸』によって『血糖値』が急激に上昇することを抑制することができます。
そのため、『血糖値』に反応して分泌されるホルモンである『インシュリン』の急激な発生を抑えることができ、『酢』と一緒にたべる食品に含まれている『脂質』『糖質』の吸収を抑えることができます。
『血糖値』と『インシュリン』に関する記事は過去記事を参考にして下さい。↓↓↓
②脂肪が燃焼されやすくなる
『酢』に含まれている『アミノ酸』『クエン酸』には脂肪の燃焼を促進させる効果があります。
厳密に言うと、『アミノ酸』『クエン酸』そのものが、脂肪の燃焼を促進させるわけではなくて、『アミノ酸』によって、体内の『リパーゼ』という脂肪を分解する酵素の作用が活発になるためです。
これは、以前に『アミノ酸』に関する記事で解説しました。
『アミノ酸』に関する記事はこちら↓↓↓
そのため、アミノ酸飲料と同様に、運動する前30分前あたりに『酢』を飲むことで、運動のパフォーマンスが向上されるとともに、脂肪が燃焼されやすくダイエット効果が期待できます。
③脂肪をため込むことを防ぐ
『酢』の中に含まれる『酢酸』には『脂質』を体内にため込むことを防止する効果があります。
ここでいう『脂質』とは、『コレステロール』のことをさします。
『コレステロール』は『脂質』の一種であり、水に溶けない性質を持ちます。
そのため『コレステロール』は、『たんぱく質』等と結合して、血液中を運ばれて体内をめぐることになります。
その際に、使用されなかった『コレステロール』は肝臓で保管されます。
この肝臓で保管される『コレステロール』はHDLコレステロール(善玉コレステロール)といい、私達の体の健康を保持するために必要なものです。
一方、肝臓で保管されず、血液中に運ばれて、その内に血液中で酸化してしまう『コレステロール』をLDLコレステロール(悪玉コレステロール)といいます。
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は、血管壁面に吸着しやすい性質を持つため、放っておくと、動脈効果を引き起こしてしまという恐ろしい効果があります。
これを防ぐためには、このLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の発生を抑える必要があります。
そのためには、血液中で『コレステロール』を酸化させなければいいのあり、血液中の酸性を抑えてあげる必要があります。
酸性を抑えるためには、アルカリ性が必要です。
その役目を担うのが『酢』の中に含まれる『クエン酸』です。
『え?『クエン酸』は酸性だからアルカリ性ではないのでは?』
そう思いますよね。
高校の(有機)化学の授業で『酸がつくものは酸性』と誰もが習っていることと思います。
また、冒頭で私も『クエン酸』は酸性と述べています。
そんな『酢酸』が何故血液中でアルカリ性として働くのか?
それには少しカラクリがあります。
『クエン酸』はもともと酸性であり、私達の体内に入るとそこでエネルギーとして消費されます。
エネルギーとして消費された後は、その消費後にアルカリ性物質が残ります。
これは『クエン酸』内の酸性成分が化学反応をしたあとに残る成分のことです。
『クエン酸』は、ミネラルといった成分も含んでいるため、エネルギーとして吸収された後はこういったアルカリ成分だけが残ります。
そのため、こういう『クエン酸』のように消化されたあとにアルカリ成分が残る栄養素のことを『アルカリ性食品』といいます。
このアルカリ成分が血液中の酸性濃度を低下します。
この『アルカリ性食品』の効果によって、血液中の酸性濃度が抑えられ、『コレステロール』が酸化されにくくなります。
冒頭で『コレステロール』は『脂質』の一種と説明しました。
そのため、血液内で酸化させて血管壁面に吸着させないことによって、脂肪をため込むのを抑制する効果があります。
このためには、『食物繊維』を食べて『脂質』を吸収するのを抑制させるのと同じ手順になりますが、食事の始めに酢を体内に取り入れることによって、その後の食事の『脂質』の吸収を抑制することが可能です。
④疲労回復につながる
『アミノ酸』が、私達の体、特に筋肉の疲労回復効果があることについて、過去の記事で解説しました。
『アミノ酸』に関する記事はコチラ↓↓↓
『酢』には『アミノ酸』以外にも『クエン酸』も含まれています。
『クエン酸』も『アミノ酸』同様に私達の体の疲労を回復する効果を持っています。
『クエン酸』には、私達の血行を促進させる効果があります。
そのため、『アミノ酸』『クエン酸』を含んでいる『酢』は、運動前に飲むことで運動のパフォーマンスが向上するし、運動後に飲むことによって疲労回復にもつながります。
『アミノ酸』と同様に、運動やダイエットのお伴として最適の飲み物と言えます。
⑤腸内環境を整える
『酢』は酸性の飲み物であり、抗菌作用があります。
そのため、体内の消化器官の雑菌を除去することが可能なだけでなく、腸内の悪玉菌の繁殖も抑えることができます。
その結果、『酢』は腸内環境を整えるのにとても効果的であり、お通じもよくなるため、肌のハリも良くなります。
以上が、『酢』の素晴らしい効果です。
他にも細かい点がまだまだあるのですが、とりあえず上記の内容が主と言えます。
『酢』を飲むことは、いいこと尽くしですね!
そんないいこと尽くしですが、『何か、気を付けることはないの?』
そう思いませんか?
勿論あります!!
それは、『酢』は酸性のため、刺激物であることです。
味が濃いということは、『酢酸』の成分も強く、それだけ刺激物ということです。
人によっては、胃腸への刺激が強すぎてしまう可能性があります。
そのため、基本的にはそのまま飲むことは避けて、水やお湯、炭酸水で薄めて飲むのが基本的な飲み方として下さい。
上記のようなもので、薄めるとしても一度に入れる『酢』の量は基本的に大さじ一杯以下としましょう。
とても体にいいのに、大量に飲むことができないことは少し残念ですね。
酸性である以上『酢』には物を溶かす力もあります。
飲んだ後は、歯のケアをしっかり行ってください。
『酢』は酸性であるため、歯を溶かす効果もあるからです。
そのため『酢』を飲んだあとは、水を飲んで歯についている『酢』を洗浄するようにしましょう。
最も歯に悪いのは、『酢』がついた状態で歯を磨くことです。
酸性の液体がついたまま歯をこすることになるため、歯の表面を傷つけてしまうことになるからです。
以上です。
今回は、とても美味しくて体に良くて、ダイエットに繋がる『酢』について解説しました。
普段の生活で積極的に飲むようにして、是非とも健康的なダイエットに活かしてみて下さい。
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