みなさん、こんばんは
みなさん、ダイエットをするための目的が色々あると思います。
足を引き締めたい、お腹を引っ込めたい、お尻を引っ込めたい。
そのような、色々思いがあるかと思います。
男性であれば、特にお腹まわりの内臓脂肪によって、お腹がぽっこりとした体型になってくる傾向があり、女性であれば、お尻や太ももあたりの皮下脂肪を中心に、膨らんだ体型となるように、男女でも中年太りの仕方に違いがあります。
そんな加齢とともに、私達の体型維持を崩す要因となる脂肪について、聞かれることがあります。
お腹の脂肪を落とす方法は?
お尻の脂肪を落とすための方法は?
といった、部分的な脂肪を落とす方法についてです。
しかしながら、そのような方法はありません。
ここまで読むと、脂肪を落とす方法がない。
と解釈されるかも知れませんが、そういうわけではありません。
お腹や、お尻、太もも、に限定して、どこか一部の脂肪を集中的に落とすのに効果的な方法はない。
ということです。
私達の体に蓄積されている脂肪は、基本的には体全体で均一に消費されます。
そのため、どこかの一部分だけ集中的に脂肪を減らして痩せるというのは、原則的に不可能です。
筋トレをした際に、体の一部分に負荷をかけた場合には、そこの筋肉は鍛えられますが、脂肪が消費されるわけではありません。
そのため、鍛えた部分が引き締められたようになるかもしれませんが、それは、脂肪が落ちたためではなく、筋肉が鍛えられたからです。
ダイエットは、脂肪を落とすこと、筋肉をつけること、この2つのことを行うことが基本です。
昔は、筋肉が落ちたら脂肪になる。
と言われることもありましたが。
もしかした、今のそのように誤認されている人はいるかもしれません。
それは、単に筋肉がエネルギーとして体内で消費され、新たに脂肪がエネルギーの蓄えとされただけに過ぎません。
筋肉は脂肪に、脂肪は筋肉に変化するわけでは決してありません。
脂肪は、3大栄養素の1つである脂質を、消費できるエネルギー以上に摂取した場合に、今後のエネルギー源として蓄えられた結果につくものです。
その脂質は、エネルギーを使用することで消費されます。
それは、筋トレ等とは直接的な因果関係がありません。
そのため、部分的に痩せるということは不可能です。
お腹を絞りたいと思っても、体全体を痩せる必要があります。
全身運動などで、全体の脂肪を少しずつ均一に減らす必要があります。
内臓脂肪であれ、皮下脂肪であれ、一度ついてしまった脂肪が落ちにくい理由は、このことが原因です。
脂肪がついてしまったあとに、自身が気になる部位の脂肪を早く落としたくても、なかなか落ちてくれないのは、部分的に脂肪を落とす効果的な手段がないからと言えます。
そのため、脂肪を落とすことよりも、脂肪がつかない、脂肪がつきにくいように普段から心がけることの方が、ダイエットには効果的です。
脂肪がついて太ってしまってからダイエットをするのは大変です。
そんなことにならないためには、『太ってしまった』と感じる前、決して太っているわけでない時からダイエットについて意識をした脂肪をつかないための心構えをしておく必要があるのです。
以上です。
狙い通りに、部分的に脂肪を落とすことはできません。
そんな私達の体質について理解して、辛抱強く体全体の脂肪を落としましょう。
また、無駄に脂肪がつかないように普段から心がけるようにしましょう。