みなさん、こんにちは
私が高校生だったころ、運動部の生徒を中心として、『パワーアンクル』が流行りました。
最近は『パワーアンクル』を使う学生さんは多いのでしょうか?
そもそも皆さん、『パワーアンクル』はご存知ですか?
『パワーアンクル』とは、足首に重りを付けて、歩く際の負荷を大きくする器具です。
ベルトに重りが付随していて、マジックテープで簡単に足首にまく事ができます。
これによって、普段から足に負荷をかけるのですが、使ってみると徐々に足がだるさを感じます。
『パワーアンクル』は1日つけるだけでは効果なく、足がどれだけだるくても毎日着用しないとほとんど効果はありません。
そのため、継続してどれだけ着用できるかが大事かと思います。
私は、『パワーアンクル』を高校生の頃から、大体23歳になるくらいまで、ほぼ毎日につけていました。
『パワーアンクル』をつけ過ぎたため、重りが入っている袋が破れて、隙間から重りとなる砂鉄が気づかない内にボタボタと落ちていました。(笑)
しかしながら、そのことにはしばらく気づきませんでした。
家に帰ると、毎日靴の中から砂鉄か沢山出てきましたが、しばらく発生要因がわかりませんでした。
もしかしたら、私の足から砂鉄が発生しているのかもしれない。
そして、日に日に砂鉄の発生量は多くなります。
私の『パワーアンクル』はその間に徐々に小さくなり、軽くなっていきました。
『パワーアンクル』に砂鉄が完全になくなった時にようやく発生要因に気付きました。
私、気づくの遅すぎでしょう。。。
原因が分かった際には、自分の馬鹿さ加減に笑うしかありませんでした。
高校時代にしてみれば、昔でいう漫画ドラゴンボールで悟空とクリリンが重い亀の甲羅を付けて牛乳配達をしたかのように、常に着用していれば足が速くなるのでは?高くジャンプができるようにのでは?
という幻想を持っていたかと思います。
そういう、いつでも夢を持つのが男の子の特徴です。
しかしながら、『パワーアンクル』をはじめとする筋トレ道具は、どんな効果があるかを正しく理解しないと、基本的に『パワーアンクル』を付けていても、足が速くなる事も、ダイエットに効果つながるわけではありません。
『パワーアンクル』を着用することによって、筋肉がつく、もしくは多少運動不足が解消されることは想像できます。
しかし、足に重りを付けた場合の消費カロリーを考慮すると、それは微々たるものです。
試しに、『パワーアンクル』を付けた際の運動時の消費カロリーについて考察してみます。
運動をする際のエネルギー、いわゆる消費カロリーは、動く物質の質量に比例して大きくなります。
重い物体を動かす方がカロリーが大きくなるという事です。
ここで注目する点は消費カロリーは、質量に比例するという事です。
私の体重が仮に65kgであれば、2kgのパワーアンクルを付けた場合に、67kgの負荷が足に作用することになります。
ということは、パワーアンクルをつけることで、どのくらいカロリー消費があがるかを計算すると
67kg÷65kg×100=103.1%
つまり、パワーアンクルを着ける事によって、3.1%しか運動による消費カロリーが向上していないことがわかります。
数字にしてみると、意外に少ないと思いませんか?
この3.1%と聞いてどう思うかは、人それぞれだと思います。
現に私は、あまりこんな事を考えずに今まで着用していた訳ですし
でも、少しでも消費カロリーを消費できるのであれば付けてもいいのかと思います。
ただ、付随効果として期待できるのが、パワーアンクルをつけることによって、足腰の筋力アップをすることです。
筋力アップによって、基礎代謝自体が向上することになります。
消費カロリーはそこまで増やせないですが、足腰の筋トレをして痩せたい方にはパワーアンクルを日常的につけて、強靭な足腰をつくることはオススメです。